「芸術は恋愛だ」/直感

芸術は恋愛だ

芸術は恋愛だ


古本屋で安く買ったけれどサイン本。表紙はプレスリーに扮した横尾さんのポートレイト。インパクトがありすぎて、電車の中で読んでいたら恥ずかしかった。
まだ途中までしか読んでいないので、感想はまた今度書くとして。途中の段階でいくらか思うところがあったので、そのうちの一つ、まとまりはないが書き連ねておきたい。
直感について。
横尾さんが直感についていろいろと書いていたけれど、私自身も直感を信じ、頼っている。私は何かにつけ、知識の収集よりも先に、直感がやってきたかどうかを大事にしている。例えば何かアートや文学や音楽、舞台などに触れるとき、まずは直感が降りてくるかどうかによって、「好き」が決まる。わかるわからない以前に「好き」があり、それから知識を得、理解し始める。直感で心に留まったものに対しての知識の後追いは、まさに至福と呼べる体験だと思う。しかし直感を切って理性のみで判断し始めた時、途端に色褪せてしまう。勉強したものの中から判断基準を引き出す時は、いつも他人を意識する。せっかく降りてきた直感に対し、第三者の目で否定をしてしまったりする。ふとした時にこういう状態に陥りがちで、それが続けばだんだん気も塞いでいく。直感は波動に近い。今まで、寝転がって瞑想し、地にストンと落ちていくような感覚を得た時、ガムランの音を背に、両手を合わせいざ踊り始めようとする時、お経を聞きながら、眠っているかのような脱力した心地を味わっている時など、そういった波動を強く感じた。そのような時をより多く持つことで、より直感が訪れやすい状態を作れるのなら、意識的に取り入れていきたい。



紫陽花の庭

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Legend Of The Wu-tang: Wu

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Brother Sister

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